蒼空の向うへ
何故か僕の机の前に立ち並ぶ5人方。


昨日の体育館に居た2年の先輩方だ。



「いや、本当何しているんですか?」


こんなところで。


さっきから目立ってしょうがないんですけど?



「あ、ちわーっす」

そんな注目の的の中で、普通に挨拶できちゃうお前は凄いよ智成。


「あのねぇ、風の噂で空君がバスケ部はいらないって聞いたの~」

「つうか、どこも入らないってな」

「そうなんだよな~!だからだ!!俺たち自らが、こうして出向いてるんだ!!」

「昨日あれだけ好成績収めておいてやっぱり入りませんとか、普通に有り得ないよね」

「おう!あの戦力があればうちはもっと上にいけるな!!」



・・・何なんだこの人たちは。


つうか、誰だこの先輩たちに言ったの。

いや、誰かは検討付いてるけどね。


後でちょぉーっとお話伺いに行こうかな?


久君にぃ~。アハハッ


全く勝手に僕のこと話すとか有り得ないよね。



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