蒼空の向うへ
タイムアウト2
「おっはよぉー空!」


・・・うわぁっ。


「ちょっと空見ても雨は降らないからね!」



『雫が自分で起きてきた・・』


いつも僕が起こしに行かなければいつまでも寝ているあの雫が自分で起きて、朝飯を食べに僕の部屋までやってきた。



空模様を確かめたくなるのも、仕方がないだろう。



「今日は目覚まし掛けといたんだから!!」



えへんっと胸をそる雫。が、しかし・・・


『いくつ?』


「・・・7個?」


やっぱり・・周りの部屋の人可哀相に。

朝っぱらから、こいつが掛けた目覚ましに苛まれた事だろう。



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