蒼空の向うへ
『で?何だってお前がこんな朝早くから起きてきたんだよ?』



朝食のサラダを食べながら、聞いてみた。



「ふっふっふ。そんなの簡単よ!!」



ガタリッと椅子を鳴らして立ち上がった雫。あぁ、危ないから椅子の上に立つんじゃないよ。


全く小学生かお前は。パンツ見えるぞ。



「だって、寝てないもん!!!」


ブヅッ


胸を張って言った雫のその言葉に、思わず皿の上のウインナーを思い切り突き刺してしまった。あぁ、何だかとても痛々しい音がなった気がする。


『・・っにしてんだお前はぁぁぁあぁ!!』


「ひぃっ!?」


自分が何故怒られているか分からないらしい雫が脅えたように、椅子の上に縮こまった。



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