蒼空の向うへ
あーぁ。徹夜なんてするから・・。



爆睡しちゃってる雫を起こすのは少し気が引けた。


仕方がない。と小さく溜息を付いて雫をキチンとベッドで寝かせてあげた。



弁当を机の上に置いて置手紙をしておく。


うん、これでいいだろう。


うちの学校は基本朝練はなし。一応進学校だからね。


例え体育科であろうとも、進学校であることには違わないし。


勉強が疎かになっても困るから、朝練はなんいんだって。


つってもヤるけど。普通にやっちゃうけど。


弁当を鞄に仕舞い、寝ている雫を置いて僕は自室を後にした。


カランッと口の中でチュッパが転がる。


何だか今日・・・嫌な日になりそうだ・・。


昨日の雨に引き続いて、空は曇天。心まで曇りそうだ。



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