蒼空の向うへ
「おい、翼。そんなところで何してるんだ?」



「あ、翼先輩来てたんなら試合入ってくださいよ~」


「あれ、もしかしてそこに居るのって入部希望者?」



突然、体育館の中からワラワラと一杯出てきた。



「あ、お、おつかれ・・・」



翼先輩は、未だに表情が引きつっている。


「何か顔引きつってんぞ?・・・ん?何そのちっちゃいの?」




ピシッ


「ばっ、匠!!」


「何だよ?って、こいつ学ラン着てる・・ってことは、体育科か?!」



「え、マジですか匠先輩?うわぁー。こんなに小さいのによく入れたな~」



ビシッ



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