蒼空の向うへ
「なぁ、ホンマ大丈夫なんか空?お前バスケやったことあるんか?」




「大丈夫。多分何とかなるよ」




「多分て・・!?」



「まぁ、見てなって!」




僕は学ランの上を脱いで、鞄と一緒に壁際へと寄せた。



あ、Yシャツの下にはTシャツも着てるから大丈夫です!




「んじゃ、お前からでいいぜ」



ボールを貰い、僕は線まで下がる。


普通だったら1on1だけど、今回ばっかしはゴール二つ使う。



「それじゃあ、行きます」


僕はボールを上に上げて、ミートしながら線を越え、ドリブルし始める。



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