蒼空の向うへ
「試合、やるの?」


雫がボールを拾い上げながら聞いてきた。


「いや、やらないけど・・」



てゆうか、僕女だから。



この間の集会でそれ全校生徒が知っているはずでしょ?



何で誘われてるかな・・・?


「やればいーのに~」


「いや、だから僕は・・「あぁーーー!!!空やぁーー!!」



突然、雫の言葉を遮り聞きなれた声がした。


声の出所の方に視線を向ければ・・・


「やっぱ、空もバスケやりたかったんやな~。」


案の定似非関西人の智成が居た。


そう言えばこいつも、バスケ部だった。



< 92 / 258 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop