蒼空の向うへ
「何や、これから試合あるって聞いて来たんか？めっちゃええタイミングで来たな～。あ、せやけど3年の先輩はおらんで？ほら、この前居た翼先輩とか匠先輩。今日は3年来るかわからんのやって。せやから、2年の先輩方が試合やらせてくれる言うたんや！めっちゃラッキーやな～」





・・・・あぁ。


何で僕の周りにはこうもマシンガントークが多いのだろうか。



智成はもうわかっていたけど、雫も怒るとマシンガンになるし、さっきの先輩も・・・。



誰か一人くらい、きちんと人の話し聞く奴は居ないのか・・。



頭が痛くなってきたとき・・。



「たっだいま～。お待たせ～～！はい、空君！俺のバッシュ。ちょっとボロいけど、使えないことはないから大丈夫だよ～」




帰ってきた・・。


ゲンナリとその先輩を見ていれば、ニコニコ笑いながらバッシュを渡してくれた。


「いや、僕やらな「よぉーし！んじゃ、チームわけするか～」



・・・・・頼むから！！本当お願いだから、誰か僕の話聞いてくれ！！！


だけど、そんな僕の願いが届くことはなかった・・・・。


< 93 / 258 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop