ほら、笑って笑って

「なるべく側にいて欲しい。」


「優衣ちゃんお疲れ様。」


「お疲れ様です。お先に失礼します。」





アルバイトが終わると、隼人さんのマンションへ向かう。


今日の売れ残りはちょうどシュークリームが2つで、店長が箱に入れて持たせてくれた。


隼人さんと一緒に食べよ♪



ウキウキして、足取りも軽くなる。







「こんばんは、優衣です。」


エントランスで部屋番号を押し呼び出すと


「待ってたよ、どうぞ。」


隼人さんの優しい声が聞こえ、自動ドアが開く。

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