ほら、笑って笑って
窓際のテーブル席に座るのかと思っていたら、彼は当たり前の様にカウンターに向かう。
なんだか拍子抜け。
でも安心した。
二人で向かい合って座っても、何を話すのか想像も出来ないし。
なんて考えていたら
「マスターいつものブレンドくれる?今日は2つね。」
「なんだハヤト、珍しく連れがいるのか?」
「珍しくで悪かったな。」
彼はカウンターの中にいるマスターと親しげに話していた。
名前…ハヤトっていうんだ。