ほら、笑って笑って


「はぁぁ……良かった。」


何とか削除して貰えたし、とりあえず安心した。

ほっと胸を撫で下ろす。






「はい、ブレンドお待たせ。」


「ありがとうございます。」



店内にコーヒーのいい香りが立ち込める。

それに感動して、満面の笑みでマスターにお礼を告げた。



なんだかいいタイミングでコーヒーも出て来たし、飲んだらとっとと帰ろう。


そんな事を考えながら、カップを手に取る。


< 20 / 304 >

この作品をシェア

pagetop