ほら、笑って笑って






「ーー隼人…さん。」



そう呟いて、シャツからのぞく首元にキスをした。



一瞬ピクリとなったけど、隼人さんはいつもと変わらない口調で囁いた。




「今日の優衣は大胆だね?」





それから、熱い唇が重なる。



隼人さんに触れられた身体は、どんどん熱を帯びていき、



私から理性を奪っていく。





「ーー優衣…可愛い。」


乱れていく私を、言葉でも攻め立てる。


いつもなら恥ずかしいと思うけど、今日の私は違った。




「…大好き、隼人さん。…好き。」



いつもは恥ずかしくてあまり言えない言葉を必死に伝えた。



何度も何度も、好きだと言い続けた。





何も考えたく無かった。


ただ、隼人さんを感じていたかった。




ひとつになって、気持ち良くなって、

何もかも忘れて、


隼人さんを好きという気持ちだけで満たされたかった。









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