ほら、笑って笑って
帰るにはまだ早い
毎日定時で帰宅したら、
それはそれでお母さんに心配される
軽くため息をつき駅前をぶらぶら歩いていると
目の前で街頭インタビューが行われていた
「この秋に行きたい場所はありますか?」
そんな質問をされた学生さんが撮影されている
何の番組なのかな?なんてぼんやり考えていると
「すみません、ちょっとお時間頂けますか?」
「…え?」
振り返ると目の前の撮影スタッフと同じ色のジャンバーを着た女性に話しかけられた
「あの…」
「この秋にお出かけしたいスポットを教えて頂いていまして、もし宜しければあちらの学生さんの後にーー」
説明していた女性に、何となく見覚えがあった
テレビで見たのかな?なんて考えていたのに
彼女の方も私の顔を見て、不思議そうな表情を浮かべる
その数秒後
「ーーもしかして、二宮隼人のモデルさんですか?」
彼女の口から出た言葉に耳を疑った
生ぬるい風が背中を撫でて一瞬クラッとした
毎日定時で帰宅したら、
それはそれでお母さんに心配される
軽くため息をつき駅前をぶらぶら歩いていると
目の前で街頭インタビューが行われていた
「この秋に行きたい場所はありますか?」
そんな質問をされた学生さんが撮影されている
何の番組なのかな?なんてぼんやり考えていると
「すみません、ちょっとお時間頂けますか?」
「…え?」
振り返ると目の前の撮影スタッフと同じ色のジャンバーを着た女性に話しかけられた
「あの…」
「この秋にお出かけしたいスポットを教えて頂いていまして、もし宜しければあちらの学生さんの後にーー」
説明していた女性に、何となく見覚えがあった
テレビで見たのかな?なんて考えていたのに
彼女の方も私の顔を見て、不思議そうな表情を浮かべる
その数秒後
「ーーもしかして、二宮隼人のモデルさんですか?」
彼女の口から出た言葉に耳を疑った
生ぬるい風が背中を撫でて一瞬クラッとした