ほら、笑って笑って
あのまま1時間程休んだお母さんの顔色は
とりあえず赤みが戻り一安心
「優衣、もう大丈夫そうだからーー」
お母さんはゆっくり体を起こし立ち上がる
でも、あまり力が入っていない感じがする
「お母さん、病院行こう。」
「え?そんな大袈裟よ」
お母さんは驚いた様子で私を見るけど
その瞳には明らかにいつもの活気がない
「今日ね、私休んでいいって隼人さんから言われたの。
その代わりお母さんを受診させてって。運転は私がするから、とりあえず病院行くよ。」
半ば強引にお母さんを連れて病院に向かった
この前貧血で倒れた時と同じ病院でいいかな?なんて考えながら