ほら、笑って笑って
穴があったら入りたい!
っていうか、恥ずかし過ぎて一生穴から出てこれない!!!
一人あたふたとして、なんて弁解するべきか色々考える。
だけど、そんな私とは対称的に、隼人さんは真剣な顔をしていた。
……あれ?
さっきは隼人さんも恥ずかしそうだったのに……。
「――ねぇ、ユイちゃん。ユイちゃんは今の会社好き?」
「……え?どうしてですか?」
突然何だろう?
質問の意図が分からなかったから聞き返した。
すると、隼人さんは私を見て困った様な顔をした。