センチメンタル自販機
「っは、何にもわかっちゃいないね。後輩ちゃんは見込みあると思ったが、後ろを任せるにはまだ早いか」
「この、言いたい放題…………じゃ、じゃあ、先輩は何を選ぶんですかっ!?」
「フッ、見せてやろう。和菓子通の選択を」
ガコッという、相変わらずの鈍い音。
缶を選ぶ際は、残念ながら先輩の後姿で確認することは出来なかった。
取り出し口へと伸ばした先輩の手が掴んだもの。
それは────。
「この、言いたい放題…………じゃ、じゃあ、先輩は何を選ぶんですかっ!?」
「フッ、見せてやろう。和菓子通の選択を」
ガコッという、相変わらずの鈍い音。
缶を選ぶ際は、残念ながら先輩の後姿で確認することは出来なかった。
取り出し口へと伸ばした先輩の手が掴んだもの。
それは────。