いつまでも
アドレス帳にはひ行ではなく、か行に入っていた。
「神崎 光」
か…。すげえ変わった名前。

「ぢゃあ、後でメール送るなっ!授業中ぢゃ迷惑?」
「せんせえに怒られない限り大丈夫!」
「おう!わかった。ぢゃあな!」
「うん、ばいばいっ☆」

そーいって、3組の自分のクラスに戻った。
「遅かったじょ?待ちくたびれたっ!」

マサが嘆いている。
俺を待ってたのか?

「ショウがいないと、お宝GETできなーい。助けて~。」

あー。モバゲーかっ。
なんだよ騒がせやがって。

「ほら、これやるから黙ってろ。」

そー言いながら、俺はアイテムをプレゼントした。

「さっすがショウ様!よーし、お宝GETするぞ~。」

マサはそういって、自分の席についた。


なんだかんだで時間は過ぎていった。

もう空も見る限り夕方。

何を送って良いかわからず、まだ光にはメールをおくってない。

もちろん、光からもメールが来ない。

「俺、ガチで友達として思われてるんだ…」
一人でつぶやいた。

てか、友達と思われてる事に落ち込むって俺おかしいだろ?


どー考えてもおかしいって。

どーしたんだろ、俺。

あーなんか光と逢ってから調子狂いまくり。

俺ぢゃないみてえ。





< 10 / 15 >

この作品をシェア

pagetop