いつまでも
「どおしたの?誰かに用事?なんなら俺が呼んでやるけどー!つーかさ、君なんて名前?俺はショウ!よろしくな?笑」
「あ、うん。あたし光って言います。あの、今日はショウくんに用事があって…」

俺に?俺こいつ知らないのになんで俺に用事あんの?
まさかの告白?

「あの、うちの友達になってくれませんか?」

え、今なんて?
友達だと?
俺が…?
この子と?
無理無理無理無理!

「あー、何で?急にどおしたの?」
「いや、その…ショウくんはどんな女の子にも優しいし、あたしの相談にものってくれるかなっって思って。その、外見も格好良いし、成績も良いし。」

まてよ...
こんなに褒められたら悪い気もしなくね?
どーするよ、俺。
とりあえずは友達くらい良いか?笑

「いいよ、光ちゃん。つーか、もう光って呼んでも良いかあ?」
「あ、うん。あたしはなんて呼べば良いかな?」

真っ直ぐな瞳で、俺を見つめてくる光。
おい、そんな見られてもなあ..
真っ黒な瞳に思わず吸い込まれそうだ。

「ショウで良いよ~。全然呼び捨てで良いから。」
「ショウくん...ぢゃなくてショウねっ!わかった。」
「後でアド教えて?もーすぐ授業始まるし、ダチ待たせてるからまた後でっ!」
「あ、うん。わかった。ばいばい」
「ばいばーい」

あの子はなんか、楓とは違う感じがした。
なんでだろ。
まだ俺にはわかんない。

俺はスキップしながら、マサとカズのもとに行った。

「お前何話してたのー?なんかあの子結構可愛い子だしっ!告白でもされちゃった?笑」

マサが悪ノリで聞いてくる。

「あー、なんかね友達になって欲しいらしいよー。だから、友達になってあげたってだけ」
「ショウちゃんも可愛いところあるんだなー。」

マサが笑った顔で言ってくる。
なんなんだこいつ?

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