いつまでも
「俺女じゃない奴の事可愛いって言ってるのかな?俺おかしい?」

なんか心配し始めてるカズ。

「とりあえず、俺は楓とか一生無理!絶対無理!」

言いすぎか。

「そこまで言ったら楓じゃなくて、カズが可愛そうだって!」

マサが俺の毒舌を止める。

「そーだよ。なんか俺惨めだなっ!」

とまあ、楓の話はここまでで良いんぢゃないか?
と思いつつある俺。

「とりあえず、お前が好きなら良いんぢゃね?」

俺はてきとうにカズに言う。

「お前本当てきとうだなっ!まあ好きとかじゃねえけどよ。様子見てみるわ。」
「様子見てみるのかやっぱ1番だなっ」

マサもカズにアドバイスを送っている。

「とりあえず、授業始まるし席着こうぜ?」
「「おう」」

俺の一言で2人共席についた。

今日の授業内容はすべて把握している。
つまり予習済みだから暇。

そんな時1通のメールが入った。

携帯はバイブだからバレないものの、
授業中にメール送ってくる馬鹿はどこのどいつだよ。

メールを開くと同じクラスのミユだった。

『暇ちーん。メールしよっ☆』

との事だった。
って、暇なら勉強やれよっ!
とか思いつつも返事を返す。

『俺も予習済みだから暇っ!メールすっか。』

と送信。

松先と呼ばれる先生のつまらない授業の中、チョークで黒板にやたら長い文法を書いてる音だけが響いている。

メールはすぐに返事が返ってきた。

『予習とか偉いぢゃーんっ☆うちなんか全然っ…。』

ちゃんとわかってるんだ。
お前は確かに全然出来ない馬鹿だもんなっ。

『お前ちょっとは勉強やれよっ?』

送信と…。

つーか、光のアド後で聞きにいくかなっ。
とかゆって組も知らないんだった。
めんどくせー。
けどなんかあいつは、普通の女と違う。

ミユからのメールが再び来る。

『勉強の話は禁句っ!てか、ショウちゃん彼女いらないのっ?』

また恋バナってやつ?
めんどくせー。
俺は彼女いらないっつーの!

『彼女はいらないっ!断言出来るっ!』

送信と。

光って何組なんだろ、
つーか何部?
なんで俺の事知ってたんだろう。
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