いつまでも

☆恋?それとも…

これは恋?
ではないよなっ。

まだ逢って数時間。
んなわけがないもんなっ。

しばらくボーっと考えていた。

俺らしくないような、恋愛について。

光がどのクラスか探してみよう。

そう俺の意見はまとまった。

「ショウ!話そーぜ!」

眠そうなカズと、超テンション上がってるマサが
俺の席のところにくる。

わるいな。俺は光の組を調べにいく。
お前らの相手はしてやれねえ。

「今お前らに付き合ってる暇ねえから、また後でな。」

そう言って右手を挙げて俺は教室から出て行った。

とりあえず、1組から行きましょうかっ?

俺の通ってる高校は、1組から5組まである。

そのうち5組だけが福祉科っていう特別なクラス。

つまり俺らは普通科。
まあ、平凡に暮らしてるって奴だ。

とりあえず、1組に行った。

1組にはマサの彼女の菜々と前同じクラスだった萌がいた。

「おーい。萌~。」

俺は優しい感じの声で萌を呼ぶ。

「あ、ショウちゃんぢゃんっ!めっちゃ久しいねっ☆」
「ああ、そうだねえっ!つーか、光っている?」
「え、光ちゃん?あー、あそこにいるけど。呼んでくる?」
「あーうん。よろしく!」

そーいって、萌は光を呼びに言った。
光は俺の顔を見るとニコっと笑った。

「ショウく…ショウぢゃんっ。どーしたの?来てくれるなんて思わなかった。」
「あ、あのーさ…えっと」

なんで俺息づまってんの!
馬鹿だろ、俺。
”胸がキュウってなったり”
キュウってこれか?
いや、違うか…

「あ、さっき言ったじゃん!後でアド教えてって!だから…」
「ほんとに来てくれたんだっ!嬉しいっ☆待って、携帯持ってくるねっ」

そう言って光は小走りで自分の席に向かった。

俺はその姿をボーっと見つめていた。

「ショウ?赤外腺でもいい?」
「あ、うん。大丈夫」
「そーうしん!」
「OK!受信したよ~。俺のも送るわ。」
「あ、じゅしんしたあっ☆」


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