~幕末恋華~

あたしは今本ッ当に大変な状態だってのに!

こんな訳の分からない奴等に連れて行かれてたまるもんか!


「へへ…っ。」


―ガシッ!


そして突然、一人がニヤニヤしながらあたしの手首を強く掴んできた。


やだっ…気持ち悪いっ…!


「離してっ!」


腕をぶんぶん振り回してもがいていると、もう一人の男の声が真後ろから聞こえてきた。


「何だあ?このひらひらは。」

「~~ッ!!」


男は座り込んで、なんとあたしのスカートを掴みひらひらと揺らし始めた――。


「な゛!何してんのよーーッ!!」


―バッチィィィンッ!!


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