ツンツンデレッ♪
唇と唇がもう何mmしかない程度。
「大丈夫。しないから。」
加賀くんがそういってにっこり笑ってくれた。
そして私は白いドレスで
鼻が見えるくらいまで顔を隠して
劇は終了した。
「あんな演出あったっけ?」
加賀君に言われてそっと言ってみた。
「あっちのほうがロマンチックでしょ?」
「なるほどな。やるじゃん!」
そういってなでてくれた加賀くんの手。
すっごくやさしくてやわらかかった。