ツンツンデレッ♪

「お兄ちゃんっ!?」


わけわかんなかった。

え?

兄弟じゃなかったの?


「・・・。」


黙ったままのお兄ちゃんは

悲しい 表情で去ってしまった。

なんでだろう。

この変な気持ち。

こうして私のファーストキスは見事に終わったのだ。


夜になっても眠れなくて。

意味が分からなくて。

目を閉じてもお兄ちゃんしか浮かばなかった。

これってまさか・・・?

違うって言い聞かせながらぎゅっと目をつぶる。

わけがわからないまま意識がなくなってきた。

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