AOBUDAI
〜5月〜


私があなたを見て
初めて思ったこと、

それは

"めちゃくちゃ怖そう"


やってんで。
あの時は智に恋するなん
て思ってもなかった。


中1の終わりに転入して
きた私。

智の事なんて知らなかっ



"怖そう"なんて思いな
がらも

めっちゃ顔見てた。笑



なら、あなたから声
かけてくれたよね。



智「お前元何組?」

私「3組」

智「あ、転入生?」

私「なんで知ってん?」

智「みんな知ってるやろ」

私「なんで?」

智「え、なんかイカつい
んやろ?」



え? イカつい?笑
って思った



髪染めたり、初日から
スカート短かかったり

印象は悪かったやろう
けど

イカつい って…。笑




私「まあ印象は悪かった
やろな。笑」

智「怖っ。笑」

私「は、あんたのが怖い
からッ」

智「俺が?」

私「うん///」

智「ないない。笑
俺優しいから−。笑」




ほんまやね。
智はほんまに優しい人
やったっ..。




これがあいつと話した
初めての会話。

多分、こんな感じ。笑




すぐに"怖そう"って
印象はなくなった。


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