クローバー
「ふーん?夏花また試合出れるんや」


背後にはボールをシュートしてる悠哉がおった。




あたしのことを唯一“夏花”とよぶ悠哉。



「なっちゃんばいばーい」


「ばいばい♪♪」




基本、同期の友達たちには“なっちゃん”


親や先輩たちには“ナツ”




そんな中で悠哉だけが昔から変わらずに“夏花”って呼んでくれる。



あたしはそれだけでめっちゃ嬉しい気持ちになる。
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