クローバー
第１章

二人の関係

「ナツー忘れ物！！ほら、お弁当」


「あっ、ごめんママ」


「も～まったく…今日も頑張ってくるんやで」


「はぁい！じゃっ、行ってきます♪」




母にそう告げ、家の玄関の扉を開けて外に出る。



今日も天気がいいなぁ…。

そう思いながらゆっくりとエナメルを背負いながら学校への道のりを歩く。






あたし、七瀬 夏花。

中学２年生でバスケ部に所属。



あたしのお父さんもお母さんも中学時代バスケをやっていた。


そして９歳の弟もバスケをしている。



いわゆるあたしの家はバスケ一家。





お父さんとお母さんにバスケの楽しさを教えてもらい、あたしも弟も小学校の３年生からずっとバスケをやっている。



あたしは小学校６年ではキャプテンにだってなることができた。




ほんまあたしはバスケなかったら生きていかれへんってぐらいだれよりもバスケを愛してた。
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表紙・目次

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