クローバー
それであたしと悠哉が2人で帰ってるときやった。




悠哉はめっちゃ落ち込んでた。



「悠哉、元気出して?」



あたしは落ち込んでる悠哉にそうゆった。



「出るわけないやん、そんなん…」


「ほんならずっとそうやってこの試合引きずって、そうやってくよくよしてんの?」


「はっ…?」



悠哉は驚いた顔をしてあたしの顔を見た。




「確かに最後の試合でそうなったんはホンマにツラいで?けどそんなんしてくよくよしてて何にもならんやん。そんなんやったら今は指治すことだけ考えて、指治ったら全力でバスケしたらいいやん」



あたしは悠哉の目をまっすぐ見ながらゆった。





「これがほんっまの最後の試合ちゃうやん。中学入ってもバスケは出来るし、試合もいっぱいできんやからさ。そんなくよくよしててもなんもならんやろ」






思い出してみたらあたしはこんなことを悠哉にゆってたんや…。
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