クローバー
「俺あんとき夏花にゆわれたことがめっちゃグサッてきてんな。夏花はそんなことでくよくよするようなヤツちゃうやろ?」



悠哉は優しい声であたしにゆった。




「ほんっま悔しいけど今日の怪我でバスケ一生できひん訳ちゃうねんで?だからもう自分を責めんのはやめろ。分かった?」





そんな言葉にあたしは涙が出てきた。



「あ…りが…っと…」


泣きながらあたしは言った。





そしたらイキナリあたしの頭の上が影になり、一瞬なにが起きてるんか分からんかった。




ゆっくりなにが起きてるんか考えててみたら悠哉があたしを引き寄せ抱き締めていたんだ。
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