クローバー
「今日で泣くんは最後な。明日からいつもの笑ってる夏花の顔が俺は見たいわ。バスケしてる夏花が俺は一番好きやからな」





あたしは悠哉の腕の中で号泣した。



悠哉の腕の中はホンマに温かくて、ホンマに居心地がよかった。




あたしの体は悠哉の体温を感じとっていた。






あたしまだ悠哉と付き合われんでもいい…。





あたしは悠哉が傍にいてくれるだけで…

それだけで幸せやねんから…。
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