クローバー
『バスケって意外に楽しいな!なんかそうゆうのいいなぁー…おれもなんか夢中になれるようなことしたいわ』


『ユウヤもバスケしたら?』



あたしはユウヤの目を真っ直ぐみながら言った。



『えっ?無理無理。おれナツカみたいに上手くないし、背も低いし』


『上手さはこれからやん?それやしユウヤはシュートよく入るやんか。走るんも速いやん』




ユウヤは運動神経がいい。

なんのスポーツでもユウヤは普通より上手いほう。




『いけっかなー…おれなんでもすぐ諦めてまうしさ』


『背やったらナツも低いやん?ナツはバスケめっちゃ夢中になれたで。バスケ楽しいって思うんやったらやってよ!!』




あたしはこれからも見たい。
ユウヤのバスケしてる姿を…。




『ナツはね~勝ち負けもやっぱ気にするけど1番は楽しさ!楽しみながらバスケしてんの』


『ふーん?やってみっかな…おれも』





それからユウヤはあたしと同じところでバスケを始めた。
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