夏色のキミ〜sea side
高校二年生
晴れて同じクラスになった私達は
相変わらず一緒に居る。
休み時間
お昼ご飯 放課後…
一年の時と変わらない生活を送っていた。
あ
だけど 一つだけ
変わった事と言えば…
「亜紀、今度ライブハウスでやるんだけど 来る?」
「え、行く行くっ!優也出るんでしょ?」
「当たり前じゃん。俺が出なきゃどうするの」
佐伯 優也
去年の学園祭で ドラムを叩いていた人。
純や建斗は一年の時から仲良しだったみたいだけど
私は優也とは話した事もなかった。
でも、二年になって同じクラスになって話してみると
すぐに仲良くなれた。
優也は純や建斗とは違って どことなく年上のお兄さん みたいなオーラを持ってるな と思っていたら
なんと優也は一年留年したらしく、年は一つ上だった。
あくなく整った顔に
綺麗な黒髪と黒ぶち眼鏡がよく似合う。
そして 頭がいい。
そんな優也とみんなで一緒に居るようになって
私の学校生活は
ますます楽しくなっていった。