夏色のキミ〜sea side


それから優也とさくらが帰って来て
皆でご飯を食べて

今度はビーチバレー対決が始まって
また海に入って…。


そうこうしている内に
高く昇っていた太陽が傾き始め
青い海がオレンジ色に染まっていった。





「はあ〜遊んだ遊んだ」


後部座席で伸びをする建斗。


その隣で純は シャワーに濡れた頭をタオルで拭いていた。

いつも立ち上げている髪の毛が下りているのと
日に焼けた肌のせいで
雰囲気が違い、何だか色っぽく見える。


そんな純を直視出来ず
窓の外を見ていると


「頭濡れてんじゃん」


「え、ちょ わっ」



さっきまで拭いていたタオルを私の頭に被せ くしゃくしゃする純。


嬉しいんだけど


何か恥ずかしいよ〜っ


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