夏色のキミ〜sea side



そんな私の予感は、的中してしまった。


純がそれから
学校に姿を現さない。


先生に聞いてみると
連絡がとれない の一点張り。


前みたいに純の家を訪ねるも、いつも留守のようで
何度行っても誰も出てきてくれなかった。


もちろん純に電話やメールもしたけど
一向に反応がない。



今日で
もう二週間が経つ。


純…どうしてるの?


何かあったの?


……会いたいよ…






「今日も来なかったね…」


さくらの言葉に 私は作り笑いを浮かべた。


「純の事だから、また前みたいにひょこっと来るよ。大丈夫、大丈夫」


自分に言い聞かせるように大丈夫を繰り返す。


本当は不安で仕方ないけど、私は純の彼女なんだから
信じてあげなきゃ。


そう思う一方で

私は彼女なのに
なんで純は何の連絡もしてこないんだろう?


私って その程度の女だったのかな…


そんな不安も浮かんできて 私は一日中
携帯を握りしめていた。








会いたい。


今何してるの?

何か危ない目にあってるんじゃないよね?


早く元気な顔見せてよ







純がいなきゃ 私駄目なんだよ……。



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