夏色のキミ〜sea side





「亜紀っ!!」





次の日 学校へ行くと
さくらが涙を溜めながら私に飛び付いてきた。



「心配したよ〜 もうっ」


「ごめんねさくら…もう、大丈夫だから」



ああ

私何してたんだろう

こんないい友達が居るのに 迷惑ばっかりかけて…



「…亜紀…何かあったら言って。さくらも建斗も俺も 力になるから。一人でため込むな」


眼鏡の奥で光る優也の真剣な眼差し。



私には
こんなに親身になってくれる友達が居る。






私 もう大丈夫だよ。



純と別れた事は辛いけど


私には支えてくれる皆が居るから……



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