夏色のキミ〜sea side



「……離れた………」





クラス発表当日。



貼り出されたクラス表を見て
私達は肩を落とした。



なんと 皆バラバラ。


もちろん純も違うクラス…



神様は 私達を見放したようだ。



「うそ…何で…?やだよ」


今にも泣き出しそうなさくら。

それを宥める優也


建斗はと言うと


「まあ、学校ではなんぼでも会えるんやし 休み時間とかでも会いに行けるやん」


と明るく言い放った。



建斗のそういうとこ
羨ましいなあ。

私も建斗みたいな強い人になりたいよ



「亜紀…休み時間、絶対行くからねっ」


「うん 私も行くからっ」


さくらと固く約束し
私達四人はそれぞれ 別々の教室に歩を進めた―…。


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