夏色のキミ〜sea side



純が初めて連れて来てくれた場所



初めて想いを伝えた


初めて手を繋いだ


初めてキスをした


初めて…失恋して泣いた





ここに来ると
純との思い出が蘇ってくる。



色んな事があり過ぎて

ずいぶん昔の事みたいに感じる。



純と出会って恋をして

好きになって付き合って

別れて泣いて
離ればなれになって

もう一度付き合ったのに

純がいなくなってまた泣いて…



恋がこんなに辛いなんて

純に会うまで知らなかったよ。



人を好きになるのが
こんなに幸せな事だったなんて

知らなかったよ





ねえ純



あの頃の私達はまだ未熟で

大人から見れば
ただの恋愛ごっこだって
笑われたかもしれないけど


私は必死に恋してたよ。



あの頃の私達は
もう戻ってこないけど



これから始まる未来に

純がいてくれれば


私はきっと
どんな事でも
乗り越えてみせるから


ずっと傍にいて



夏空みたいな笑顔を


私に見せてね。













〜fin







夏色のキミ〜sea side




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