夏色のキミ〜sea side


「純も来た事やし、クリスマスは 皆でパーティーでもしよか」


建斗は名案だと言わんばかりに ぽん、と手を叩く。


あ、そっか

もう今週末はクリスマスなんだ

純の事で頭がいっぱいだったから
すっかり忘れてた。



「ちょうど俺んとこおとんもおかんもおらんし、家好きに使えるわ。遅なったら泊まってったらええし」


「えっ!?」


「何や?亜紀泊まり厳しいんか?」


「え?いや、そんな事ないけど…」



だってだって

泊まるって 純と同じ部屋で寝るって事だよね


そりゃ建斗やさくらも一緒だけどさ

私 寝相悪いし、もしイビキとか歯ぎしりとかしたらどうするの


そんなとこ 純に見せられない!



「ケーキは私と亜紀で買って行くよ」


「じゃあ他は俺が適当に買ってくわ」


「って事で、じゃあ8時頃に集合な」


私を残して楽しそうに会話する三人。


なんか勝手に決まってますけど…



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