ほかほか



そんなことを思ってる間に
ご飯が炊けた

お茶碗にご飯を入れ
お椀にみそ汁を注ぎ
お皿に鮭をおいて、

夏目くんの前に差し出した


………朝ごはんみたいだ
自分で作って間違えたと思った



夏目くんはいただきますとも
言わずに食べはじめたし

今のうちに帰ってしまおうと思い、
バックを肩にかけ、玄関に向かおうとしたら

「お前食わねーの?」

と、夏目くんに呼び止められた


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