【被害妄想彼氏】アンケ小説
「正直、俺が入るとか思わなかったなー。」


大和が頬をポリポリとかいて呟く。


「出番少ないし、あんま目立った事もしてないしね。ちょっとビックリした。…ま、見てくれてる人は見てくれてるって感じ?」


生意気そうに大和は言うが、なんだか嬉しそうである。


「それやったら俺もやなあ。本編では、ただ笑ってるだけの気がしたんやけど。」


慎二がケラケラと笑って言う。


「私も…正直低いと思ってた。」


真知子も苦笑いして大和と慎二と一緒になって笑った。


「修司くんと慎一さんは?心配しなかった?」


真知子がそう言うと、


「「全然」」


と二人ハモッて言った。


「俺がいなきゃ、この作品は成立しないしね。」


修司が自信満々に言う。


「おい!お得意の被害妄想はどうした!」


真知子が突っ込む。


「俺もやなあ。読者様に嫌われるような事は作中した覚えないわ。」


と、慎一。


「嘘つくな!一番アンタが嫌われそうな行動してるっつーの!」


真知子が突っ込むと、慎一は笑ってこう言った。


「女の子なのに口が悪いって前、掲示板に書かれてたで、真知子。」


「ほっとけ。」
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