【被害妄想彼氏】アンケ小説
ジェットコースターが、てっぺんの方まで上る。
少しジラしてから下降だ。
そろそろ来ると、皆察知した。
そして…修司は…。
「真知子ちゃん!あびじでぶーーーーーー!!!」
後半は何を言ってるのか分からなくなってしまった。
修司の隣で慎一は大爆笑していた。
「おつかれ…修司くん、私の名前呼んだ?」
「う、うん…」
「どうしたの?」
「いや…あの、慎一さんが双子産まれるっていうから。」
真知子は何を言ってるのか訳が分からず、不思議な顔をしていた。
慎二に事情を説明した慎一。
兄妹揃って笑っていた。
「まったく、本当大人気ないんだから。」
大和は一人、ため息をついていた。