【被害妄想彼氏】アンケ小説

「次、お化け屋敷行かへん?」


慎一が言う。
慎二も賛成する。


「えぇ…お化け屋敷?」


真知子は嫌そうな顔をした。


「ええやん。遊園地って言ったらコレやろ?」


慎一は楽しそうに言った。
よほど行きたいらしい。


「俺も行きたい!」


大和も興味深々。


「修司くん、どうする?」


「恐いけど…行ってみようか?」


せっかく遊園地に来たんだから。
という事で行く事になった。



「なんか…凄い恐そう。」


お化け屋敷の前に立ったが、もう恐い。


「よし、入るで。」


慎一は他人の意見を聞かず、足早に入って行った。
皆も慎一に着いて行った。



「…おい。」


慎一は違和感がして自分の周りを見わたすと、何が起こったのか理解できた。


「お前ら、何しがみついてんねん?」


真知子、大和、修司は慎一にピッタリくっついていた。
どうやらお化け屋敷が恐いらしい。


「いや…慎一さんなら、霊も寄りつかないんじゃないかって思って」


修司がそう言うと、真知子と大和は頷いた。


「どうゆう事や、それ。よく言われるねんけど。」


よく言われるんだ…と納得する三人。

< 6 / 10 >

この作品をシェア

pagetop