【被害妄想彼氏】アンケ小説
「次、お化け屋敷行かへん?」
慎一が言う。
慎二も賛成する。
「えぇ…お化け屋敷?」
真知子は嫌そうな顔をした。
「ええやん。遊園地って言ったらコレやろ?」
慎一は楽しそうに言った。
よほど行きたいらしい。
「俺も行きたい!」
大和も興味深々。
「修司くん、どうする?」
「恐いけど…行ってみようか?」
せっかく遊園地に来たんだから。
という事で行く事になった。
「なんか…凄い恐そう。」
お化け屋敷の前に立ったが、もう恐い。
「よし、入るで。」
慎一は他人の意見を聞かず、足早に入って行った。
皆も慎一に着いて行った。
「…おい。」
慎一は違和感がして自分の周りを見わたすと、何が起こったのか理解できた。
「お前ら、何しがみついてんねん?」
真知子、大和、修司は慎一にピッタリくっついていた。
どうやらお化け屋敷が恐いらしい。
「いや…慎一さんなら、霊も寄りつかないんじゃないかって思って」
修司がそう言うと、真知子と大和は頷いた。
「どうゆう事や、それ。よく言われるねんけど。」
よく言われるんだ…と納得する三人。