ANGEL
目の前が急にゆがんだ


あたしは思わず体がよろけてしまった


「氷空?!」


なぜか遠くのほうで悠があたしを呼んでるように聞こえた


頑張って体を支えようとしても思うように動けない


あたしの体がおかしい…!


どうして…?


今までこんなことなかったのに…!


あたしは気付いたら力が抜けていた


「大丈夫?!」


悠…?


でもこの声は悠じゃない


男の人の声だ…


誰だろう…?




あたしは暗い闇の中へと吸い込まれていった…
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