ANGEL
「…ら…ぶ…氷空…大丈夫?!」


瞼をゆっくり開けるとそこには悠がいた


「氷空!大丈夫?!」


必死であたしを心配する悠


あたしは気付いたらベッドの上にいた


ここは家でもなくホテルでもなかった


ということは…


「ここは病院だよ!氷空が急に倒れたから流輝君が病院に電話してくれたんだよ!」


「流輝君…?」


流輝君って誰だろう…?


「あぁ!紹介するね!こちらが流輝君」


悠の視線をたどるとそこには背の高い男子がいた


「同じクラスの子が倒れてたから助けたんだって!氷空ついてるね!」


「同じクラスだったんだ…分かんなくてごめんね」


「いいよ別に」


流輝君はずっとドアの側にいたまま動かない


「氷空!あんまし無茶しちゃダメだからね!!」


「…うん」


するとドアが開いた
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