私を見なさい!!!


仁美君は少し困ったように笑い、口を開いた。


「えー…と、どっちかというとされる方だったかな…」


ゴーン。


その言葉によって私の頭の中で除夜の鐘がなった。

えぇ、108回ね。



「うふふふふふふふ腐ふふ………」

「ほ、誉ちゃん…?」



笑わせてくれる。
まぁ、解らないでもない。

仁美君の容姿じゃ、おそらく
【BL】で言えば『受』であろう。



「だいzyーぶ…。愛で乗り越えてみせるわ…」

「?」


呟きです。
気にしないで。

崖っぷちナウ。







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