私を見なさい!!!



どうして自分がこんなにも思い詰める事があったのか。



全てが南の言葉によって解放された。


まるで悪い魔法が解けるように。



「ま、家帰ってやり方見つけ出せばいいよ。蒲田流の」


「…そうだね。南ありがとう」



素直に出た言葉を南は『熱あんの?』なんて酷い事を言った。

私達はゲラゲラと笑い合いながらふざけあった。


心は穏やかだった。




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