私を見なさい!!!
『久しぶり。
急で申し訳ないんだけど、今、時間あるかな?
誉ちゃんに話したいことがあるんだ。
もし、時間があったらこないだ待ち合わせ場所にした場所に来て下さい。
待ってます。
』
メールの最後には律義に【白木仁美】と添えてある。
真面目でマメで、だけど天然で、優しくて。
柔らかく微笑んで、ふわふわの羽根を携えている天使のような男。
そんな貴方を好きになった。
だけど、その恋も
今終わろうとしているんだ。
私は携帯を握りしめ、
部屋を後にした。