私の小さな物語






しばらくすると、自分の家が見えてきた。





あたしは柊君の手を離そうとして、


だけどなかなか離れない。





疑問に思ったその時、



グイッと強く柊君に引き寄せられた。





「……っ」





突然重なった唇。





いつもみたいに確認しないキス。





「電話、出れなくてごめん。



もう美羽とは会わないから……




だから…」





俺のコト嫌いにならないで……





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