私の小さな物語







高梨 了だ。





「何って……てか、寝てんのって高梨だったんだ」





眠たそうに頭をかきながら高梨がコクンと頷く。





そして大きく欠伸をした。





暢気なもんだなぁ……





「で?何してたの?」





「柊君鑑賞会。」





「悪趣味だな」





「うっさいわ」





あたしは不機嫌になって顔を背けた。





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