私の小さな物語






だけど、そんな思いとは裏腹に



足はどんどん柊君から遠のいて行く。







湿った蒸し暑い空気が流れている。






ハッと我に返ると、



あたしはいつの間にか校舎裏にたどり着いていた。







波打つ鼓動と乱れた呼吸の音しか聞こえない。






答えを自分に問いかけても、全身がその全てを拒んでいる。






苦しい。





息も、心も。







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