私の小さな物語







「よかった。


ほら、リストカットとかあるじゃん。



そういうのだったら心配だから……」





「なんで?」





「だって……」






そういう人、怖いでしょ。





咲人の顔はそう語っていた。






優しいから言葉には出さないけどね。





「それで、話って何?」





アタシは咲人の隣に腰を下ろす。





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